黒岩神奈川知事、防災国大「出身地からバトンうれしい」 関東大震災100年に

20221023黒岩神奈川知事

【神戸経済ニュース】23日に開催した第7回防災推進国民大会(防災国大)の閉会式「クロージングセッション」では、来年の開催地が神奈川県であることを発表したのを受けて、同県の黒岩祐治知事によるビデオメッセージを投影した(写真)。黒岩知事は「私の出身地である兵庫県神戸市から来年度の『防災国大2023』の開催地として、バトンを引き継ぐことを大変うれしく思う」と述べ、同氏が間に入った兵庫県と神奈川県のつながりに言及した。1995年の阪神淡路大震災は、フジテレビの「キャスターとして現地を取材した」という。

 黒岩氏が立候補を決意するきっかけの1つが2011年の東日本大震災だったこともあり、防災は「私にとって一丁目一番地の最重要施策の1つ」と強調。神奈川県でも、いつ阪神淡路大震災や東日本大震災のような大災害が発生するかは分からない。そのために「1人でも多く『いのち』が守れるような体制を作らなければならない」と考え、施策に反映させてきたという。

 23年の防災国大は「関東大震災100年」が中心的なテーマ。黒岩氏は「関東大震災は東京都の被害が注目されがちだが、実は震源は神奈川県の相模湾であり、県内の被害も甚大だった」と説明。戦前の貨客船「氷川丸」の船体を活用した博物館などで知られ、「人気の観光スポットになっている横浜の山下公園は、震災のがれきを埋め立てて整備された」と説明。「こうした関東大震災の記憶や記録とともに、大規模災害への備えの重要性について全国のみなさんと考える機会にしたい」と語った。

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