ウクライナ議員団が久元神戸市長を訪問 神戸の震災復興「経験共有を」

20221021ウクライナ議員団

【神戸経済ニュース】ウクライナ最高会議(議会)の議員団4人は20日、神戸市役所を訪問して久元喜造神戸市長、安井俊彦・神戸市議会議長と会談した。ウクライナ最高会議の議員団が日本を訪れたのは、ロシアによる軍事侵攻後で初めて。訪問団の共同代表を務めるハリーナ・ミハイリューク議員は日本からの支援に対して謝辞を述べたうえで「戦後の復興にも手を貸してほしい」と語った。

 同じく共同代表のヤロスラフ・ジェレズニヤク議員は、20日が誕生日だった。「ウクライナでは誕生日に願いごとをする習慣があるが、すべてのウクライナ人にとって、いまの願いは避難を余儀なくされた人が帰国できること」と述べ、国外に避難したウクライナ人を思いやった。そのうえで、これまで神戸市がウクライナIT(情報技術)セミナーを2度にわたって開催したことから「避難民の帰国後も日本に接点を残すうえで、ウクライナがIT大国とみられているのはありがたい」と話していた。

 久元市長は、この日に通訳を務めた神戸市職員のレオ・ルチュク氏がウクライナ出身であることを改めて紹介し、「彼を通じてウクライナのことは、かなり正確に把握している」と説明。戦果の中でも事業を続けている民間企業は多く、今夏にはソフトウエア開発の「CHIソフトウエア」(リビウ)が神戸市内に日本法人を設立したことも例に挙げて、「これからも経済交流を続けたい」とウクライナを支援する姿勢を強調した。

 ジェレズニヤク議員が「神戸の震災から復興した経験を共有してほしい」との呼びかけると、安井議長が「壊滅的に破壊された神戸が復興する際に、何よりも大事なことは『つながり』だった」と説明。ウクライナに対して「お手伝いできることがあれば」と応じた。加えて同席したウクライナの研究者である神戸学院大の岡部芳彦教授が、ウクライナ出身で同大の客員教授に9月に着任したナディヤ・ゴラルさんを紹介した。

 ウクライナ議員団は15日に来日し、東京の次の訪問先として神戸を訪れた。午前中に兵庫県の斎藤元彦知事とも面会した。その後、神戸学院大を訪れて特別授業を実施。夕方に神戸市役所を訪れた。26日まで日本に滞在し、各地を訪問する計画という。ウクライナ議員団は5人で来日したが、オレグ・セミンスキー議員が体調不良のためホテルで静養し、神戸市役所の訪問を見送った。

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