MORESCOが3日続落、年初来安値 通期予想を下方修正で

20191231神戸株ワッペン

終値 1050円 -1(-0.10%)

【神戸経済ニュース】14日の東京株式市場では特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)が3日続落。一時は前日比16円安の1035円まで下落し、3月9日以来およそ7カ月ぶりに年初来安値を更新した。前日に2022年3〜8月期の連結決算を発表。同時に、2023年2月期の連結純利益が前期比45%減の10億円になりそうだと発表したのが売り材料になった。従来予想の13億円から下方修正し、減益幅が拡大する見通しを嫌気した売りが広がった。

 原材料は、原油価格に連動するベースオイルなどと、ナフサ価格に連動する樹脂・化成品などがある。足元で油価の上昇は一服しているが、円安もあって9月以降も仕入れ価格は上昇しているという。引き続き値上げも実施し、上期に比べて下期は採算が改善する見通しだが、期初に想定した利益を確保するのは難しいとみて、下方修正に踏み切ったという。年初来安値を更新したことで見切り売りなどが出れば、下値を探る展開も想定される。ただ1000円の節目が心理的な下値のめどとして機能するかが焦点との見方もあった。

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