手術支援ロボ「ヒノトリ」、婦人科・消化器外科への適応承認 メディカロイド

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【神戸経済ニュース】シスメックス(6869)と川崎重工業(7012)の共同出資会社であるメディカロイド(神戸市中央区)は13日、同社が開発した国産初の手術支援ロボットシステム「hinotori(ヒノトリ)」(写真=メディカロイド提供)が婦人科と消化器外科への適応について承認を取得したと発表した。従来の泌尿器科に加え、より広い分野の手術で公的保険の申請が可能になる。厚労省は11日付で承認した。

 すでに泌尿器科では5種類の手術が厚労省の承認を受けていた。今回の承認で、がんの切除などを中心に、婦人科で3種類、消化器科で8種類の手術ができるようになった。合計16種類の手術が可能になり、国内で実施するロボットを使った手術のうち8〜9割が「ヒノトリ」で、できるようになる。泌尿器科の手術だけだと5割程度だったのが、大幅に用途が広がる形だ。

 婦人科と消化器外科の手術に対応した用具の販売も始める。メディカロイドは今後、呼吸器科、耳鼻咽喉科、心臓外科の適応についても承認を取得したい意向。適応申請に向けて準備を進める。ヒノトリは6月末時点で、国内の病院に21台が導入されている。2024年3月期からの海外展開もめざす。

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