ATAO株が急落、安値引け 3〜8月期の実質減収に意外感

20191231神戸株ワッペン

終値 225円 -41円(-15.41%)

【神戸経済ニュース】13日の東京株式市場では、バッグや財布を企画・販売するスタジオアタオ(ATAO、3550)が急落。取引開始直後から断続的に売りが出て、この日の安値で引けた。東証グロース市場の値下がり率ランキングで5位だった。前日大引け後に2022年3〜8月期の連結決算を発表。売上高は前年同期比12%増の19億8000万円だった。単純比較すれば増収だが、今期から収益認識に関する新会計基準を導入したことで、売上高は3億3400万円押し上げられたという。これを考慮すると実質的に減収になったのは「意外感がある」との見方が多く、売りが膨らんだ。

 12日の同社株は大幅に上昇。ファッション分野の回復もあって百貨店各社が軒並み好業績のを受けて、ATAOも収益が伸びると連想買いが入っていた。実際、百貨店などに入居するATAOの実店舗での販売は伸びたという。だがネット通販サイトを委託から直営に切り替わる際、従来の運営委託先から顧客データを引き継げない契約になっていたことなどもあり、ネットの顧客が円滑に新サイトへ移行しなかったのが減収要因だ。今後新サイトの広告宣伝の強化が見込まれ、コスト増への警戒感も株価の重しになったもようだ。

▽関連記事
▽市況関連コンテンツ
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

カレンダー

02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

広告

★神戸経済ニュースからのお知らせ

広告