久元神戸市長「子育て支援で刺激や気付きいただいた」 明石市長が引退表明

20221013久元市長会見

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が配信した動画より)は13日の定例記者会見で、明石市の泉房穂市長が2023年4月の任期限りで引退すると12日に表明したことについて、「子供医療費の無料化など、子育て支援施策について、神戸市は泉市長とかなり違う考え方で進めてきたので、違うからこそ泉市長の考え方や方針から刺激や気付きをいただいてきた」と振り返った。「そういう意味では引退表明されたのは残念に感じている」と語った。

 久元市長は、これまで泉氏が「問題発言と報じられるような発言をされたが、その後もの乗り切ってこられたわけだから、今回も乗り切って、これからも市長を続けいかれるのかと思っていた」という。それだけに同氏の引退表明には「正直驚いた」と話した。

 議会との対立もいとわない泉氏の市政運営について記者が質問すると、久元氏は「泉市長の考えや、明石市議会の考えで関係が構築されていると思うので、それについて特に申し上げることはない」と話した。一方で、久元氏は「市民の代表は基本的には議会と感じている」「議会が存在しない民主主義はない」との認識を述べ、久元氏自身は議会を重視する方針で市政運営していると強調した。市長が議会に代わって意思決定する「専決処分は基本的にはしない。よほど緊急性がある時だけ」と説明していた。

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