Rフィールド社長、冷凍食品「店舗ブランドに引きずられないワンブランド戦略」

20221013古塚RF社長

【神戸経済ニュース】ロック・フィールドの古塚孝志社長(写真)は13日に都内で開いた冷凍食品の新ブランド「RFFF(ルフフフ)」の商品発表会で、冷凍食品の新ブランドを立ち上げた理由について、RF1やグリーングルメといった「ショップ(店舗)ブランドに引っ張られて、(商品の)世界観が狭まる可能性がもしかしたら、あるのではないかと考えた」と説明した。同社には「いろんな調理、いろんな食材、いろんなテイスト(味)を取り込んで、冷凍食品をしっかりと育てていくことが大事」と強調。このため「店舗ブランドに引きずられないワンブランド戦略」として新ブランドが必要だったと説明した。神戸コロッケの冷凍食品は残すが、コロッケに特化する。

 古塚社長は、冷凍食品の市場が「激戦区であることは認識している」としながらも、「もっとハイエンド(高級品)の分野で冷凍食品の市場が拡大するとみている」という。「家庭で調理するのに時間がかかったり、調達しにくい食材を使ったりということで、冷凍食品の世界でもチルド(冷蔵の総菜)でつちかったハイエンドの分野をめざすことで違いを出したい」と説明した。

 特に同社が手掛ける総菜では、「最高級の素材を知ったうえで、開発する商品んおコンセプトに合った素材を吟味している」という。こうした「調達の力を(冷凍食品にも)生かしていきたい」という。加えて創業者がレストランの経験から「レストランの味をご家庭に」という経営方針で同社を創業したことに言及。「経営資源として、大きなキッチンとしての工場での調理技術も引き継がれている」という。たとえば「野菜を煮込めば効率よく作れるが、うま味を引き出すためには時間をかけて炒めたほうがよい場合もある。そこは妥協せずに作っていこうということ」と述べ、素材と調理が他社製品との違いを出すための鍵になることを重ねて強調した。

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