(動画)三菱重工神戸で海自潜水艦「じんげい」進水式 最新型3000トン級3番艦



【神戸経済ニュース】海上自衛隊と三菱重工業(7011)は12日、三菱重の神戸造船所(神戸市兵庫区)の第1船渠(せんきょ=ドック)で海上自衛隊の最新型潜水艦で3番艦になる「じんげい」の命名・進水式を開催した(動画)。新たな船名の読み上げと、潜水艦を水中に進水させる「支綱切断」は浜田靖一防衛相が実施。式典には防衛省と三菱重の関係者およそ120人が出席した。今後は同工場で装備や内装などの工事を進め、24年6月の引き渡し、部隊配備を予定する。

 排水量約3000トン級の最新型潜水艦で3番艦になる。全長は約84メートル。リチウムイオン電池を主な動力源とする。ディーゼルエンジンが動力源だった従来型の潜水艦に比べて大幅に静かになり、敵艦から見つかりにくくなっている。ソナー装置の探知能力も向上した。海自は保有する潜水艦の22隻体制を掲げており、じんげいが就役すれば寿命を延命させている旧型の潜水艦を1隻、引退させる計画だ。

 乗員数は約70人。幅は9.1メートル、喫水は10.4メートル。建造費用は約699億円になる。命名された「じんげい」は漢字で書くと迅鯨という。海の王者であるクジラが波をけたてて疾走(しっそう)する様子を表現した名前だ。就役当初から女性専用の居住区(寝室)を設置する潜水艦としても第3号にもなる。最大6人の女性自衛官が乗船できる仕様としている。

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