P&G・ファミリア・神戸市「神戸の子育て応援」で連携 全国に情報発信も

20221006記者会見

【神戸経済ニュース】日用品大手のP&Gジャパン(神戸市)、ベビー・子供用品のファミリア(神戸市中央区)と神戸市の3者は6日、神戸市の特色を生かした子育て応援の施策や事業を展開する「神戸の特色ある子育て応援共創プロジェクト」を始めたと発表した。3者で取り組むのは「仕事と子育ての両立支援」「子供の創造的学びの場づくり」「神戸の特色ある子育て支援の情報発信」の3分野が柱だ。P&Gジャパンのスタニスラブ・ペセタ社長(1枚目の写真右)、ファミリアの岡崎忠彦社長(同左)、神戸市の小原一徳副市(同中)の3人が神戸市役所で記者会見して発表した。

 小原副市長は「神戸での子育てに注目して、神戸に移住を考えるきっかけになれば」と話していた。ペセタ社長は、神戸市が中期目標に安心して妊娠できる環境づくりを掲げるのを踏まえ「パンパースのマーケティング力、ブランド力を活用しながら伝えることで、全国にも活動の輪が広がり、結果としてパンパースを使うパパ、ママ、赤ちゃんにプラスの影響を与えることを願っている」と話した。

 具体的な取り組みとしては、仕事と子育ての両立に向け、働く人が参加しやすい時間帯に子供の誕生を控える「プレパパママ」対象のセミナーをファミリアが開催。P&Gは子供支援活動の「BE KOBE ミライPROJECT」に紙おむつのパンパースなどを提供。学びの場作りでは、神戸市のデザイン・クリエイティブセンター神戸の「KIITO:300」や里山を活用した行事を開催する。

20221006パンパース

 情報発信では第一弾として、ファミリアがデザインしたP&Gの「パンパース超吸収スリムパンツ」(2枚目の写真)と、ファミリアの文房具やレッスンバッグなど「神戸セット」を、ふるさと納税の返礼品に採用した。ファミリアデザインのパンパースは、ふるさと納税の限定。ファミリアの岡崎社長は「紙おむつのデザインは当社として初めてだったが、紙おむつは子育て支援の観点から重要と考えている」と話していた。

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