駐日ルワンダ大使、TICAD9「神戸開催でルワンダとのきずな一層強固に」
- 2022/09/30
- 06:47

【神戸経済ニュース】ルワンダのルワムキョ・アーネスト駐日大使(写真)は29日に神戸市役所を訪れ、同市の久元喜造市長と会談した。アーネスト大使は日本で2025年に開催を予定している第9回アフリカ開発会議(TICAD9)について「ぜひ美しい神戸の街で開催してほしい」と述べ、誘致活動に乗り出すよう求めた。さらに「多くのアフリカのリーダーが神戸を訪れる機会を楽しみにしている」と強調。そのうえで「TICAD10はルワンダでの開催が期待されており、実現すれば神戸とルワンダの絆が一層強固になる」と語った。
神戸情報大学院大学(神戸市中央区)でルワンダから多くの留学生を受け入れたのをきっかけに、神戸市とルワンダの経済交流が進んでいる。久元市長も2016年にルワンダを訪問。19年にはTICAD7で来日したルワンダのカガメ大統領と会談した。日本の大学生がルワンダで起業を体験する事業も神戸市た展開した。一方でTICAD9をめぐっては横浜市が8月に開催地として立候補を表明。それだけにアーネスト氏は神戸を「ルワンダにとって特別な都市」と持ち上げ、立候補を促した面もあるようだ。
一方、神戸で学んだ学生がルワンダに戻り、起業するケースもあるとアーネスト氏が触れたことに関連し、久元氏は「何か都市で実証実験をする際は神戸を選んでほしい」「新たなビジネスマッチングや、日本での新たな展開につながる可能性もある」と述べ、経済交流の進展に対する期待感を表した。加えて「神戸医療産業都市で医療関連のスタートアップも増えており、機会があればぜひ視察してほしい」と、神戸医療産業都市を改めて売り込んだ。TICAD9については言及しなかった。
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