アシックスの値上がり率8位 需給改善を意識か、ユーロ上昇が手がかりとも

20191231神戸株ワッペン

終値 2576円 +178円(+7.42%)

【神戸経済ニュース】29日の東京株式市場ではアシックス(7936)が大幅に続伸した。一時は前日比253円高の2651円まで上昇した。終値でも東証プライムの値上がり率ランキングで8位になった。目新しい買い材料は見当たらない中で、需給改善などを意識した買いが増勢したもよう。同社株は27日まで米株安を受けて4日続落し、この間に株価は11%下落。同時に日証金の貸株残高が85%減少し、売り方が買い戻しを進めたのが鮮明になっていた。そのうえで28日に上昇したことで需給改善が意識されやすくなったとみられる。

 外国為替市場でユーロの対ドル相場が持ち直したのがきっかけとの指摘もあった。同社は21年12月期の実績値で、欧州での売上高が1066億円だった。全体の26%と、相対的に大きなウエートを占める。英国でも28日に英中銀のイングランド銀行が英国債の買い入れを実施して、リスク回避を目的に欧州資産を売る流れが一服したのが、アシックス株にも波及したという。いずれにしても一方的に売られる展開が一巡したとの見方が強まったことで、同社株への買いが加速したようだ。

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