フライ&クルーズ、神戸で「手ぶら観光」促進 神戸市と郵船トラベルが実証実験

20210915飛鳥2

【神戸経済ニュース】神戸市は、航空機を使って神戸を訪れ、神戸発の豪華客船でクルーズを楽しむ「フライ&クルーズ」を推進する一環で、客船に持ち込む大きな荷物を輸送するサービスの実証実験を10月に実施する。大きくなりがちな客船に持ち込む荷物を輸送するサービスで、乗船前の神戸で「手ぶら観光」を促す。手荷物輸送を組み込んだ旅行商品の販売について、日本郵船(9101)傘下の旅行会社である郵船トラベルと連携協定を結んだ。すでに輸送サービスを体験できる旅行商品の販売も始まった。

 20日夕方に神戸港を出発する「飛鳥2」(写真=資料)に乗船する旅行商品で、輸送サービスを体験できるようにした。19日に仙台空港、羽田空港、茨城空港から神戸空港に到着した旅行客の大きな荷物を、神戸空港で預かって宿泊するホテルまで輸送。さらに乗船当日はホテルから飛鳥2まで荷物を輸送することで、空港〜ホテル〜客船と移動する間に、気軽に神戸観光も楽しんでもらえるか検証する。輸送サービスは「KOBE PORTER(神戸ポーター)」と名付け、神戸市などは2023年度から本格展開したい考えだ。
 
 乗船の前泊地である神戸の観光を活性化させると同時に、神戸観光がクルーズにとって魅力の1つになるよう相乗効果をめざす。19日に神戸で宿泊する今回のプランでは、分散開催する今年の神戸港海上花火大会「みなとHANABI」の開催期間とも重なる。最も花火がよく見えるホテルオークラ神戸(神戸市中央区)の宿泊プランを用意して、前泊の魅力を高めた形だ。ホテルはダイワロイネット(同)も選べる。

 20日に神戸港で飛鳥2に乗船した後は、22日朝食後に横浜港で下船、解散する。仙台、羽田、茨城の出発から4日間で旅行代金は13万3000円〜31万1000円(2人1室で1人あたりの料金、消費税込み)。食事は朝3回、昼1回、夕2回がセットになっている。

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