井戸兵庫知事、神鋼の発電所計画「影響わからない」 環境アセス中断
- 2017/10/16
- 22:22

兵庫県の井戸敏三知事は16日の定例記者会見で、同県が神戸製鋼所の石炭火力発電所計画について環境影響評価(アセスメント)手続きを一時中断したことについて触れ、今後のスケジュールへの影響は「わかりません」と述べた。神戸製鋼が環境影響評価準備書に記載した「データの詳細確認をいつまでにできるか、ということと関わってくる」と説明した。
井戸氏は「もしデータ確認がかなり遅れてしまうという状況が出てくるのだとすると、(期限である)1月には知事意見が出せない」との可能性も指摘した。兵庫県が環境影響評価の手続きを一時中断した理由は、神戸製鋼の品質データ改ざん問題がきっかけ。今回のデータが迅速に確認できるかどうかも「ある種の信頼回復だ」との見方を示した。
神戸製鋼は神戸製鉄所(神戸市灘区)で10月に停止する高炉2基の跡地に石炭火力発電所の増設を計画。環境影響評価法などに基づく県知事意見は2018年1月12日が期限だ。だが兵庫県は神戸製鋼の品質データ改ざん問題を受けて、16日に予定していた環境影響評価審査会の部会と、20日に予定していた芦屋市での公聴会を延期すると11日に発表していた。
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