7月の兵庫鉱工業生産、2か月ぶり低下 基調判断「一進一退」は据え置き

20220926鉱工業生産

【神戸経済ニュース】兵庫県が26日に発表した7月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比0.6%低下の96.2だった。2カ月ぶりに生産の減少を示した。指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は据え置き、「一進一退で推移している」との見方を9カ月連続で示した。

 主要9業種の生産指数のうち5業種が低下した。指数に占めるウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」はノート型パソコンや無線位置測定装置などが響いて低下。このほかウエートが2番目に大きい「化学工業」も医薬品や塩化ビニール樹脂などの低下が影響した。このほか「鉄鋼・非鉄金属工業」「金属製品工業」「食料品工業」が低下した。半面、「生産用機械工業」「はん用・業務用機械工業」「輸送機械工業」「よう業・土石製品工業」は上昇した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値は前月比0.8%上昇の96.9と、2カ月連続で生産の増加を示した。

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