キムラタン、債務55億円を協調融資で借り換え 三井住友銀など・上海子会社は清算

【神戸経済ニュース】ベビー・子供服のキムラタンは22日、不動産子会社のキムラタンエステート(旧和泉商事)の金融債務、キムラタンの既存債務の借り換えのために三井住友銀をアレンジャーとした協調融資契約を結ぶことを決めたと発表した。協調融資での借入金額は55億4600万円で、借入日は9月30日。最終返済期日を42年9月30日として、3カ月ごとに元金均等返済する。

 協調融資に参加するのは三井住友銀と、みなと銀の2行。将来の金融費用を圧縮するのが目的だ。貸付利率など詳しい融資の条件は明らかにしていない。加えて、キムラタンが4月1日付で買収した不動産会社の旧和泉商事が、6日付で「キムラタンエステート」に商号変更したことも発表した。グループの中核企業として、認知度を高めることなどがねらいとしている。

 同時に、中国・上海に置いていたベビー・子供服の販売会社「上海可夢楽旦商貿」を清算することを決めたと発表した。キムラタンの全額出資会社。ここ数年の業績が低迷しているうえ、新型コロナウイルスの影響もあって今後の収益の改善が見込めないと判断した。23年3月期の連結業績への影響は「他の要因による影響も含めて精査中」としている。

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