ジャンボフェリー新運賃、ネット予約で中学生も子供料金に 家族で利用しやすく
- 2022/09/22
- 02:55
【神戸経済ニュース】神戸港と香川県の小豆島・高松港を結ぶジャンボフェリー(神戸市中央区)は、新造船「あおい」が就航する10月22日に運賃を改定する。一般旅客の大人・片道は1990円に据え置くが、新たに「中学生ネット割引」を導入。ネットで予約・購入したうえで、乗船時に生徒手帳などで中学生であることが確認できれば小学生と同じ子供料金を適用する。「子育て応援」の料金を設定することで、近畿圏から小豆島への旅行など家族での利用を促す。(写真は海上試験中の「あおい」=ジャンボフェリー提供)
大人の往復運賃は現在、神戸〜高松が3390円、神戸〜小豆島で3790円と異なるが、これを新運賃では3790円に統一する。25歳以下の割り引きは継続し、片道で1890円・往復3690円にする。中学生は25歳以下の割引しか適用できなかったが、新たに設定する「中学生ネット割引」を利用すると、小学生のネット割引料金と同じ片道950円・往復1800円で乗船できる。ネットで予約・購入して「QRチケット」で乗船すると、さらに運賃を5%割引する。土休日ダイヤと夜行便は500円(子供料金は250円)の追加料金が必要だ。
乗用車(普通車)の航送運賃は、運転者1人の運賃込みで現行の5990円を、4990円に1000円引き下げる。一方、同乗者の運賃が500円安くなる同乗者割引は廃止する。
新造船「あおい」に乗船する場合は、追加料金で「プレミア席」が利用できる。クッション材に新幹線グリーン席と同じ東洋紡(3101)の「ブレスエアー」を採用し、隣席と25センチメートル以上離れた「コンフォート・リクライニング席」は1500円(繁忙期2000円、図左=ジャンボフェリー提供)。3人用個室「コンパートメント」は1室5000円(繁忙期6500円、図右=同)、4人用でペットケージが付いたウイズペット個室は6000円(繁忙期7500円)など。プレミア席の利用者は、浴室と足湯の利用料300円が無料になる。
浴室と足湯は国内のフェリーで初めての、空中にせり出した構造で、リラックスしながら瀬戸内海の眺望を楽しめるようにした。浴槽の湯は、マイクロバブルを溶かし込んだ真っ白な湯「ホワイトイオン泉」を採用し、超音波などの効果で、よりリラックスできるという。10キログラム以下のロードバイクを分解せずに運べるサイクルピット(1台800円)の利用者も、浴室と足湯の利用が無料になる。「あおい」は9月30日に完成し、10月1日に神戸港へ初入港して安全祈願祭を予定している。
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