川重など、医薬品や食事などロボット配送 5G活用・東京の西新宿で今冬

20220915川重西新宿ロボット

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)、ソフトウエア開発のティアフォー(名古屋市中村区)、KDDI(9433)、SOMPOホールディングス(8630)傘下の損害保険ジャパン、フードデリバリーのmenu(東京都新宿区)、武田薬品工業(4502)の6社は、川重を代表企業として共同で提案した食事や医薬品などの自動配送サービスが、東京都による「スマート東京先行実施エリア」としている西新宿(東京都新宿区)で展開する先端サービスに採用されたと発表した。今冬に約1カ月間、西新宿の住民や働く人などにサービスを利用してもらい、課題を洗い出す。

 川重が開発したロボット(写真=同社提供)に、ティアフォーが開発した自動運転システムや運行管理システム、遠隔管理システムなどを搭載する。ロボットはKDDIが提供する高速通信規格「5G」の通信環境を使って操作。ロボットの運航に関するリスクの調査とロボット専用保険の提供は損保ジャパンが担当する。ロボットを活用する機会はmenuがフードデリバリー、武田が医薬関係物資の配送・回収をそれぞれ提供し、飲食店や医療機関など利用者との調整を受け持つ。

 川重やティアフォー、KDDI、損保ジャパンなどは2月、やはり西新宿で小田急ホテル(ハイアットリージェンシー東京)が提供する食事を、新宿中央公園の特設会場まで自動配送するサービスを検証。国内で初めて公道を使ったロボットによる自動配送を成功させていた。今回の取り組みでは期間を1カ月に伸ばすほか、輸送の頻度も高まるとみられ、より実際のサービスに近い形で取り組んで事業面、運用面、技術面での課題を抽出したい考えだ。

 東京都は川重などの自動配送のほか、乗り換え案内アプリを西新宿の多様な情報と連携させる取り組みや、デジタル空間上に西新宿を再現した都市(デジタルツイン)を構築して街づくりのシミュレーションなどに活用するなどの取り組みも採択。これらに参加する企業・団体で「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」を設立し、16日に発足式を開催する。11月以降に順次、参加企業への学生インターンを開始。23年3月には今年度の成果発表会を開く計画としている。

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