神栄、工場内の粉じん濃度を「見える化」 作業員の健康管理・安全確保に

20220912神栄粉じんモニター

【神戸経済ニュース】商社の神栄(3004)は、子会社で電子機器・部品を製造する神栄テクノロジーが工場内などの粉じん濃度を見える化、常時監視できる「パーティクルセンシングモニター『AES-MCM』」(写真左=神栄テクノロジー提供)を発売したと発表した。製造現場で作業する従業員の健康・安全を確保するため、作業エリアごとに室内環境を「見える化」する需要に対応する。家庭用空気清浄機に組み込むホコリセンサーの技術を生かした。

 作業現場での粉じん濃度を常時監視し、濃度の推移も記録する。粉じん濃度の現状は4段階のLEDで表示。濃度が高まれば警戒信号を出力する。警戒信号は警報音、LAN経由、アナログ出力、無線LAN経由と仕様が異なるモデルを用意した。現状を表示する本体モニターと、計測するセンサーユニット(写真右)は分離でき、離れた場所での監視も可能だ。定時点で計測する従来の粉じん計に比べて、より適切なタイミングで換気などにつなげられる。

 神栄テクノロジーは、ホコリセンサーに使う「光学センシング」のノウハウで最近は、空気の清浄度を見える化したり、異物の付着や混入(コンタミネーション)対策のための装置を製品化してきた。これまでに精密部品工場のクリーンルーム向けや、手術室や集中治療室(ICU)といった医療現場向けのパーティクル(粒子)センサーを製品化してきたが、工場での健康管理向けに品ぞろえを追加した。

 2021年4月にアーク溶接の際に発生する金属の微粒子「溶接ヒューム」が労働安全衛生法の施行令で定める特定化学物質になったことから、溶接の現場で健康障害を防止する措置が義務付けられたのにも対応した。価格は本体モニターとセンサーユニットを合わせても10万円を切る価格になり、工場内の複数の場所で粉じんを計測する場合でも少額の負担ですむという。

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