神戸製鋼、新たに鉄鋼含む9製品でも不正 神鋼鋼線ステンレスでも

 神戸製鋼所は13日、新たに9製品で品質性能の検査データ改ざんなど不適正な行為があったと発表した。これまでアルミ製品と銅製品、鉄粉、ターゲット材で不正が見つかっていたが、不正の範囲が拡大した。新たに発表した不正は海外子会社で製造した銅管や鋼線などに加え、昨年に日本工業規格に適合していると偽装した製品を販売した神鋼鋼線ステンレスのステンレス鋼線も含まれる。

20171013神戸製鋼新たな不正(2)

 神戸製鋼によると9月までの1年間に不正が見つかった銅合金管や銅管など5製品(上の表)については、販売先と安全性などについて確認を進めている最中としている。一方、不正があった鋼線、特殊鋼、ステンレス鋼線の4製品(下の表)については販売先との間で技術的な検証を終え安全性を確認。問題が解決したことも確認済みであり、追加的に費用の発生はないとしている。

 報道などによると、神戸製鋼の川崎博也会長兼社長は13日夕方に記者会見し、不正について陳謝した。そのうえで神戸製鋼はこれらのうち鋼線など4品目は不正を取締役会が把握していながら、公表していなかったと明らかにしたもよう。8日に発表したアルミ製品と銅製品の販売先は約200社としていたが、13日に発表した不正も含めて影響は国内外の約500社に広がったという。

20171013神戸製鋼新たな不正(1)

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