川重、成田・第1ターミナルでPCR検査サービス 検査1日最大2500件

20220827川重成田PCR

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)は26日、成田国際空港(千葉県成田市)で同日から新型コロナウイルスのPCR検査サービスを始めたと発表した。駐車場の一角に同社とシスメックス(6869)、シスメックスとの共同出資会社であるメディカロイドの3社が開発・製造した自動PCR検査ロボットシステムを設置(写真=川重提供)。既存の日本医科大学(東京都文京区)の成田国際空港PCRセンターから検査を受託する。

 唾液や鼻ぬぐい液を検体とした通常のPCR検査を全自動で実施し、約80分と短時間で結果が分かる。1日に16時間稼働して最大で2500検体の検査が可能だ。すべての機材が40フィートコンテナ1台に収まるほどの、小規模なシステムで大量の検査をこなせるのが特徴だ。成田国際空港での検査処理能力の増強に寄与する。自動化することで、検査作業の従事者が新型コロナに感染するリスクも抑えられる。

 成田国際空港の検査センターでは、日本医大のPCRセンターに医師を配置。検査の予約や受付、決済、問診、検体採取に証明書発行を担当する。川重は同センターから検体を受け取り、PCR検査を実施。抗原定性検査、検査結果報告を担当する。比較的短時間で検査結果を大量に示すシステムの導入で、海外渡航直前、国際便の搭乗直前のPCR検査が可能になり、安全な国内外の人の往来に貢献する。

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