川重が反落、後場下げに転じる 上方修正も市場予想に届かず・一時3%超下落

20191231神戸株ワッペン

終値 2648円 -74円(-2.72%)

【神戸経済ニュース】12日の東京株式市場では川崎重工業(7012)が反落。後場に入って下げに転じ、一時は前日比101円安の2621円まで下落した。東証昼休み時間中に、2022年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)を発表。同時に23年3月期の連結純利益が前期の2.5倍である320億円になりそうだと発表した。従来予想の290億円から上方修正した。ただ330億円を上回る水準だった市場予想の平均値に届かなかったことで、失望感から売りが膨らんだ。

 上方修正は予想の前提になる為替レートを1ドル=120円から、125円に見直したのが主因。4〜6月期の連結純利益は前年同期比52%減の54億円と減益だった。「モーターサイクル&エンジン」を中心に原材料価格の上昇や物流費の増加などで原価率が悪化。円安による増収効果や、金融収益としての為替差益の計上もあったが補いきれず、改めて急速に進んだコスト高を印象付ける結果になった。足元で減益を計上しながらの通期上方修正だけに、素直に好感されにくかった面もあるようだ。

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