ジャンボフェリー新造船「あおい」、10月22日に就航初便 小豆島・高松ゆき

20220812あおい進水式

【神戸経済ニュース】神戸港と香川県の小豆島や高松港を結ぶジャンボフェリー(神戸市中央区)は、新造船「あおい」の就航初便を10月22日の神戸発午前8時半に決めたと発表した。小豆島の坂手港に同日午前11時40分着、高松港に午後1時10分着を予定する。初便の予約はネットを通じた先行予約を9月20日正午から、電話では22日午前9時から受け付ける。新料金は9月上旬にも発表する。(写真は5月28日の「あおい」進水式=ジャンボフェリー提供)

 同社としては32年ぶりの新船で、現行のフェリー2隻のうち1989年に就航した「こんぴら2」と置き換える。総トン数は5200トン、旅客定員620人、大型トラックは84台を積載する。現在の「こんぴら2」(3700トン、475人、64台)に比べて輸送力が約3割向上する。船体の長さも132メートルと、現在の1.4倍になる。客室のスペースも拡大して、ゆったりと約4時間の船旅を楽しめるようになる。

 「あおい」は現在、広島県尾道市にある内海造船(7018)の瀬戸田工場で、岸壁に係留した状態で内装工事や配管工事といった艤(ぎ)装工事を進めている。9月末ごろに完成を予定。その後は乗組員らの習熟訓練などを実施したうえで、営業運航に投入する。ジャンボフェリーは現行船「りつりん2」も新造船に置き換える計画で、2隻目は25年の完成を予定している。

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