山陽電も来春運賃10円値上げ 「鉄道駅バリアフリー料金」活用で段差解消など

20210629山陽月見山駅

【神戸経済ニュース】神戸と姫路を結ぶ路線が主力の山陽電気鉄道(9052)は10日、2023年4月から全線で鉄道運賃を一律10円値上げすると発表した。国土交通省が駅や車両のバリアフリー化を促すため昨年12月に設置した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用する。通勤定期も6カ月で2000円弱の値上げとした。通学定期は据え置き。運賃の値上げで年間2億6800万円の増収になり、これを駅などのバリアフリー化に充当する。(写真は駅に到着する山陽電の電車=資料)

 1日の乗降客数が3000人以上の駅ではバリアフリー化が法的に義務付けられており、これに該当する22駅では既にエレベーターやスロープの設置によって段差を解消した。今後はこれら以外の駅にもエレベーターやスロープなどを設置。バリアフリートイレの整備も進める。既設である22駅のエレベーター、6駅のエスカレーターについて、更新工事を順次実施する。

 「鉄道駅バリアフリー料金制度」を巡っては、阪急阪神ホールディングス(9042)傘下の阪急電鉄、阪神電気鉄道が3日、神戸電鉄が4日に、それぞれ導入すると発表していた。値上げ幅はいずれも一律10円とした。

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