ケミプロの4〜6月期、税引き益11%減 原材料高で採算悪化

20220810ケミプロ

【神戸経済ニュース】化成品のケミプロ化成(4960)が9日発表した2022年4〜6期の単独決算は、税引き利益が前の期に比べ11%減の9900万円だった。主力の紫外線吸収剤などの販売が伸びたことなどで増収だった。ただ原材料の仕入れ価格が上昇して営業利益が減少したうえ、繰延税金資産の取り崩しなどもあって最終減益になった。

 売上高は12%増の27億円、営業利益が13%減の2億1000万円だった。主力の紫外線吸収剤は26%増の15億円になった。物流の混乱を意識して、海外顧客が同社の紫外線吸収剤の在庫を手厚く抱えようとする動きなどが増収につながった。一方で、原材料価格の上昇が収益を圧迫した。高採算の受託製造製品が伸びたのは利益の下支えになったが、補えなかった。

 23年3月期の業績予想は据え置いた。純利益は11%増の2億円を見込む。

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