住友ゴムが大幅安、値下がり率6位 「4〜6月の営業赤字に意外感」の指摘

20191231神戸株ワッペン

終値 1145円 -111円(-8.84%)


【神戸経済ニュース】9日の東京株式市場ではタイヤ大手の住友ゴム工業(5110)が大幅安。一時は前日比126円安の1130円まで下落と、5月2日以来およそ3カ月ぶりの安値を付けた。終値でも東証プライムの値下がり率ランキングで6位。前日大引け後に2022年12月期の連結業績予想(国際会計基準)を下方修正。純利益は前期比17%減の245億円になる見通しと、従来予想の290億円から減益幅が拡大する見通しになったのを嫌気した売りが膨らんだ。

 同時に発表した2022年1〜6月期の連結決算では、営業利益が前期比56%減の125億円だった。1〜3月期の141億円を下回り、4〜6月期だけをみると営業損益は16億円の赤字だった計算になる。半導体不足による自動車生産台数の減少に原燃料高、海上運賃の高騰なが影響したが、市場では「赤字になるほど急速に収益が悪化したことには意外感があった」との指摘も聞かれ、下げ幅が拡大する要因になったようだ。

 10日に1〜6月期決算発表を予定しているブリヂストン(5108)や、浜ゴム(5101)、TOYO(5105)もそろって下落。住友ゴムと同様の影響を受けたとの連想が働いたもよう。

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