神戸市とスマバ、「神戸アリーナ」中心に事業連携協定 非代替性トークン活用も

20220808神戸アリーナ
【神戸経済ニュース】情報システム開発のスマートバリュー(スマバ、9417)と神戸市は5日、スマバなどが進めている新港第2突堤の再開発事業で建設する1万人規模の多目的アリーナ「神戸アリーナ(仮称)」を起点に、IT(情報技術)を活用して都心三宮や臨海部・新港地域を活性化する事業連携協定を結んだ。ITを使った多様なサービスで来訪者の満足度向上や、神戸の中心市街に向かう人の流れを作り出すことをめざす。(図は神戸アリーナのイメージ=スマバ提供)

 協定内容には(1)神戸アリーナを起点に都心〜新港地区など臨海部の回遊性向上(2)ネット上のメタバース(仮想空間)に神戸を複製する「デジタルツイン」の実現などイノベーションの社会実装(3)アリーナの来場者との間で深まった関係性(エンゲージメント)を高めて神戸を訪れる人を増やすための仕組みづくり--の3点を盛り込んだ。神戸アリーナを通じて高まる神戸の魅力を、新技術によって最大化するのがねらいだ。

 具体的には、神戸アリーナを訪れることができない人に向けて、メタバース上でイベントへの参加を体感できるような仕組みを検討。神戸アリーナの完成に合わせてスマートフォン(スマホ)向けのアリーナアプリを配布し、個人に合わせて最適なサービスの提供などにつなげると同時に、エンゲージメントを可視化。可視化したエンゲージメントをNFT(非代替性トークン)を活用し、やりとりできるようにすることなども検討する。

 神戸アリーナは2024年の完成を計画。スマバの子会社であるOne Bright Kobe(神戸市中央区)が、神戸アリーナの運営会社になる予定だ。IoT(道具やセンサーをネット接続する常時情報収集・監視)やクラウドを通じたビッグデータの分析などで、来訪者の満足度向上やにぎわい創出などを計画している。バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の西宮ストークスは24〜25年シーズンよりホームアリーナとして、神戸アリーナを使用する方針だ。

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