斎藤兵庫知事「陰性を確認してから帰省を」「行動抑制しないステージ」
- 2022/08/06
- 00:55
【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は5日にテレビ会議システムを通じて開いた関西広域連合の新型コロナウイルス対策本部会議の終了後、記者団の取材に応じて「新神戸駅、神戸空港、姫路駅の3カ所に開いた検査所などで、陰性を確認してから故郷に帰省していただくことが大事だ」と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大を各自で防ぐよう呼びかけた。一方で、感染拡大の防止策として「行動抑制をしないステージにきている」とも強調し、外出しないよう求めるなどの制限はしない方針は堅持した。
兵庫県では5日も1万人を超す新規感染者数を確認した。発熱外来などの医療現場には引き続き負荷が大きく、重症化リスクの高い患者に適切に医療資源を配分するための施策が必要な状況だ。このため旅行や帰省で普段は会わない人と顔を合わせる場合には、無料の検査所で新型コロナの陰性を確認することを改めてすすめた。加えてこの日の関西広域連合の会議では、医療機関の負担軽減のため無症状や軽症の場合は「兵庫県であれば自主療養など各県の制度を活用」するほか、「証明書の取得を目的とした受診を控えるなども、関西の自治体間で確認できた」という。
一方で、「国も含めて社会全体が行動抑制をしないで社会を回していこうという時期に来ている」と指摘。斎藤知事は「お盆の時期も行動抑制しないで乗り切る」と述べ、知事の判断で外出や移動を制限を要請することができる「BA.5対策強化宣言」の発令などには消極的な姿勢を改めて示した。(写真左に兵庫県庁からテレビ会議システムで関西広域連合の会議に出席する斎藤知事)
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