ノザワの4〜6月期、純利益42%減 原材料の仕入れ価格上昇などで

20220805ノザワ

【神戸経済ニュース】建設資材大手のノザワ(5237)が5日に発表した2022年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比42%減の2億1900万円だった。資材価格の高騰などを背景に新規の建設案件が伸び悩むなか、原材料の仕入れ価格や、電力・ガスなどエネルギー価格が上昇した影響を受けた。製品の不具合に関連する訴訟費用3600万円と、固定資産除却損2200万円を特別損失に計上した。

 売上高は1%増の47億円、営業利益は29%減の2億9600万円だった。製品種類別の売上高は、主力の押し出し成形セメント板「アスロック」が17%減の23億円、住宅用高遮音床材が5%増の4億4700万円、住宅用軽量外壁材は38%増の8億1000万円で、押し出し成形セメント製品の合計では6%減の35億円だった。スレート関連は6%増の1億7700万円、耐火被覆等は22%増の2億6100万円、肥料は5%増の8900万円だった。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比42%減の10億円を見込む。同社では4〜6月期はおおむね想定通りに推移したとみている。6月契約分から値上げを実施しているが、契約から納品までには半年〜1年程度あり、値上げの収益寄与も同時期になる見通し。

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