神戸電鉄も来春運賃10円値上げ バリアフリー化、乗降多い16駅を重点に

20220805山の街駅

【神戸経済ニュース】阪急阪神ホールディングス(9042)の関連会社である神戸電鉄(9046)は4日、2023年4月から全線で鉄道運賃を一律10円値上げすると発表した。国土交通省が駅や車両のバリアフリー化を促すため昨年12月に設置した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用する。運賃の値上げで年間2億1700万円の増収になり、これを駅などのバリアフリー化に充当する。3日には阪急阪神ホールディングス傘下の阪急電鉄と阪神電気鉄道も同料金制度の採用し、ほぼ一律10円の値上げを発表していた。

 1日の乗降客数が3000人以上の駅ではバリアフリー化が法的に義務付けられており、これに該当する16駅を対象としてバリアフリー化に重点的に取り組む。このうち、すでに14駅ではエレベーターやスロープによってバリアフリー化が進んでいるほか、内方線付の点字ブロック(写真、山の街駅=神戸電鉄提供)の設置も進める。駅によってはエレベーターを新設するほか、運行状況を示す案内ディスプレーを全駅に設置する。

 バリアフリー化の対象として重点的に取り組む駅は、湊川駅、長田駅、鈴蘭台駅、北鈴蘭台駅、山の街駅、谷上駅、花山駅、大池駅、有馬温泉駅、岡場駅、田尾寺駅、横山駅、三田駅、フラワータウン駅、西鈴蘭台駅、志染駅の16駅。神戸電鉄では、ホーム柵の設置は予定していない。

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