ワールドの4〜6月期、純利益97%増 構造改革と値引き販売抑制が寄与

20220803ワールド

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が3日に発表した2022年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前期同期比97%増の28億円だった。前期に実施した不採算ブランドの終了など構造改革の効果に加え、値引き販売を可能な限り抑制。新型コロナウイルスによる行動制限が解除されて、百貨店での販売が伸びたことで相乗的に利益率が改善した。

 売上高に相当する売上収益は25%増の505億円、営業利益は2.6倍の49億円だった。売上収益の87%を占めたブランド事業では、「アンタイトル」「インディヴィ」といった百貨店を中心に展開するブランドの伸びが目立った。22年2月に連結対象になった子供服のナルミヤ・インターナショナル(9275)も寄与。セールの際も値引き率を細かく管理して、可能な限り利益が確保できるようにした。

 外国為替市場で円相場が急速に下落した影響は限定的だった。同社は海外で生産し、輸入して販売する衣料品も多い。だが4〜6月期に販売した春夏物の衣料品は、本格的に3月中旬よりも早い時期に発注・決済を終えていた。円安の影響は今後顕在化する見通しだが、5月9日に発表した「業績予想には円安の影響を織り込んでいる」という。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比23倍の55億円を見込む。純利益は4〜6月期で、すでに通期予想の51%を稼ぎ出した計算になる。ただ外為相場や材料価格の変動など不透明要因も残り、業績予想の修正は見送った。

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