(動画)阪急「ミッフィー号」を3日から運転 幅広くコラボ展開で第1弾



【神戸経済ニュース】阪急阪神ホールディングス(9042)の中核事業会社である阪急電鉄は3日から、オランダの絵本作家ディック・ブルーナさんが描いた、うさぎの女の子「ミッフィー」とのコラボレーション(共同)企画を幅広い分野で展開する。2日には阪急宝塚線の平井車庫(宝塚市)で、コラボ第1弾として3日から運転する装飾電車「ミッフィー号」の宝塚線版を報道機関などに公開した(動画)。着ぐるみのミッフィーも登場し、かわいくデザインした電車をアピール。多くの人の乗車を願った。運転は2023年3月30日まで。

 装飾電車は阪急の主力路線である神戸線、宝塚線、京都線を各1編成ずつが走る。神戸線版の先頭車には王子動物園のほか、神戸ポートタワーなど神戸港と六甲山、西宮北口の「カリヨンの鐘」をデザインしたイラストを掲載する。宝塚線には宝塚大劇場、京都線には嵐山の竹林といった、各沿線の魅力を紹介するデザインだ。内装も各線それぞれ限定のステッカーを貼り付けた。阪急の企画担当者は「各沿線に足を伸ばして、それぞれのミッフィーを楽しんでいただければ」(都市交通事業本部えきまち事業部の岡田菜々美氏)と話していた。

 阪急電鉄とミッフィーは2018年にもコラボした経緯があった。このときはスタンプラリーやグッズの販売などに限り、装飾列車の運転もなく、今回よりも規模の小さいコラボだった。乗客などから、もう1度コラボしてほしいといった要望が増えていたことに加え、ここ数年のミッフィー人気の高まりも受けて、阪急から声をかけて再登板することになったという。昨年の「コウペンちゃん」同様、子供が利用しやすい夏休みシーズンからのスタートになった。

 今月10日〜11月6日には「miffy and Hankyu」阪急全線1日乗車券を販売。同期間にスタンプラリーも開催する。阪急電車をイメージした制服を着たぬいぐるみ(税込み3850円)、ふせん(650円)などコラボグッズ全23品は、24日に発売予定だ。第一ホテル東京(東京・新橋)や大阪新阪急ホテル(大阪市北区)など阪急阪神ホテルズの直営5ホテルでは10日から順次、フルコースやアフタヌーンティーなど、コラボフードの提供も始まる。鉄道、ホテル、駅ナカ売店などの収益につなげるとともに、阪急や沿線のファン拡大をねらう。

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