日本イーライリリーが「リカちゃん」起用 円形脱毛症の見方を変える推進役

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【神戸経済ニュース】日本イーライリリー(神戸市中央区)は1日、円形脱毛症に対する正確な理解を促す「円形脱毛症と向き合うプロジェクト」の推進役に、タカラトミー(7867)のキャラクター「リカちゃん」(写真=日本イーライリリー提供)を起用したと発表した。円形脱毛症は現在、免疫の異常な働きが引き起こす「自己免疫疾患」と考えられている。だが精神的なストレスが原因と考えている人が多い実態があり、患者自身も「心が弱い」と思い込みがちという。幅広い世代に親しまれるリカちゃんに、そうした思い込みを解く役割を託す。

 日本イーライリリーが実施した、円形脱毛症の経験がない250人の男女を対象にしたアンケート調査で、円形脱毛症の原因と思うものを選択する設問(複数回答可)では、80.8%が「ストレス」を挙げた。免疫機能の異常を選択したのは24.0%にとどまった。ストレスが免疫機能の異常につながるケースもあるが、患者本人に原因はなく、もちろん精神的な弱さが脱毛という形に表れるわけでもない。こうした知識が広がれば、円形脱毛症への視線、世の中の見る目が変わり、患者も治療に専念しやすくなる公算だ。

 そのために円形脱毛症に関する情報発信の機会を作りたいとプロジェクトを立ち上げた。そこで知名度が抜群に高く、誰からも親しまれる「リカちゃんの言うことであれば、多くの人が耳を傾けてくれるのではないか」(日本イーライリリーの広報担当者)と、リカちゃんの起用を決めた。人形のおもちゃという枠を超え、最近ではリカちゃん自身が発信するSNS(交流サイト)も話題になっている。リカちゃんなら円形脱毛症への視線を「思いやり」に変えられると期待する。

 推進役「公式アンバサダー」としてのリカちゃんは、円形脱毛症で頭髪を失った女性の患者が考案した「ヘッドスカーフ」を着用しているのが特徴だ。円形脱毛症の患者に寄り添っていく気持ちを表現した。すでに1日にはSNSなどを通じて、推進役に就任したことを発信した。日本イーライリリーは、特設サイトを開設。「見る目を、変えよう。」を合言葉にして、円形脱毛症に関する情報を順次発信していく考えだ。

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