アジュバンの4〜6月期、純利益2.3倍 特別利益に有価証券売却益

20220722アジュバン

【神戸経済ニュース】ヘアケア・スキンケア製品を企画販売するアジュバンホールディングス(4929)が22日に発表した2022年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.3倍の1億9800万円だった。投資有価証券売却益の2億6300万円を特別利益に計上したのが寄与した。広告宣伝の強化などによる販管費の増加などを補った。

 売上高は9%減の10億3500万円、営業利益は81%減の2400万円だった。ヘアケア製品で主力の「Reベーシックライン」が7月にリニューアルするのを控え、既存製品の買い控えが想定よりもやや大きかったという。巣ごもり消費向けに昨年発売したフェイス&ボディークリームの新製品効果も一巡。減収が響いて営業減益になった。

 「NUOSS(ヌオス)」ブランドで販売する男性向け育毛剤と関連製品は、4月に本格的な販促活動を開始した。記者会見した中川秀男取締役は、「定期購入の顧客獲得も徐々に進んでおり、手応えを得ている」という。23年3月期末の定期購入顧客は1万5000人が目標。「さらに育毛に適した健康食品の販売も検討している」と話した。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比16%減の3億3100万円を見込む。

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