(動画)兵庫県、万博1000日前「空飛ぶクルマ」デモ飛行 高さ30mで水平移動



【神戸経済ニュース】兵庫県は18日、大阪市で2025年に開催する国際博覧会(大阪・関西万博)まで1000日に迫ったことから、同博覧会をきっかけとした実用化が期待されている「空飛ぶクルマ」のでもフライト(飛行の実演)を実施した。使用した機材は中国製の「EHang216」で、複数のプロペラを持つマルチローター型。機内で操縦せず、自動運転できるのが特徴だ。デモフライトでは高さ30メートルまで垂直に浮上し、約280メートルを水平飛行した。

 デモフライトは尼崎市の埋立地「フェニックス事業用地」で、万博会場の夢島(大阪市此花区)が海をはさんで対岸に見える。万博を訪れた人向けの臨時駐車場として使われる予定だ。空飛ぶクルマは「空飛ぶタクシー」としての利用に加え、ヘリコプターよりも小回りの効く移動体として災害救助や救命救急などにも期待されている。このほか兵庫県は兼松(8020)やパソナグループ(2168)などと連携協定を結び、空飛ぶクルマを活用した大阪湾岸「ベイエリア」の活性化などをめざす。

 デモフライトには、岡山県倉敷市の水島地域に航空宇宙産業クラスターの形成を目指す研究会である一般社団法人「MASC」(岡山県倉敷市)の協力を得た。同法人としては近畿地方での初飛行になった。同団体も25年の万博までに、新事業や新産業の創出をねらう。

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