「FDAもっと知って」うちわ配布に社長も参加 神戸・さんちか

20220717楠瀬社長

【神戸経済ニュース】地域航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)は16日、神戸・三宮の地下街「さんちか」で、うちわを配布するイベントを開催した。FDAは神戸空港と青森、花巻、新潟、松本、高知の5都市を結ぶ路線を開設しているほか、8月には青森便を1日2往復に増便することなどを、街ゆく人らにPRするのがねらい。FDAの楠瀬俊一社長も神戸を訪れ、イベントに参加。みずから通りがかった人にうちわを手渡した(写真)。

 FDAは神戸空港の発着枠拡大をきっかけに2019年10月、同空港を発着する初の定期便として神戸〜松本と神戸〜出雲の路線を開設した。だが、それから半年も経過しないうちに新型コロナウイルスの感染拡大の影響が出始めた。一時は神戸を発着する便を全便運休する事態にも。19年の初便から今年の10月で3年を迎えるが、これまで十分なキャンペーンをできず、神戸でも知名度を得られていないという問題意識がFDAにはあった。

 楠瀬社長は神戸経済ニュースの取材に応じ、神戸空港の発着便について「少しずつだか搭乗率(客席数に対する乗客の割合)も上がっており、手応えを得ている」という。「神戸からの就航地は東北、信州、高知と、鉄道など陸路ではとても時間がかかる場所だが、航空機だと1時間半もあれば到着できるのが魅力」と強調。「陸路に遜(そん)色ない料金設定なので、ぜひ使っていただきたい」と話していた。

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