輸送中の振動を計測・記録、スマホでデータ出力 神栄テクノロジー

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【神戸経済ニュース】神栄(3004)傘下の神栄テクノロジーは、貨物の輸送中に発生する振動を計測し、スマートフォン(スマホ)で簡単に計測データを記録・管理できる「輸送振動監視ロガー『TrecView』」を発売した(写真=神栄テクノロジー提供)。専用のスマホアプリも開発しており、あわせて販売する。これまで重電機器や精密機器などの物流現場では、輸送中の振動を専用の紙に記録するアナログ式の振動記録計が使われてきたが、計測機器のデジタル化を求める現場の声に応えた。

 振動を記録するデジタル計測機も一部で流通しているが、記録したデータを取り出すにはパソコンが必要であるなど比較的手間がかかる。加えて神栄テクノロジーがこれまで製造してきたアナログ式の振動記録計に比べて、計測器の感度や特性が異なり、アナログ時代のデータと比較できなくなるのが、現場でデジタル化に二の足を踏む大きな要因になっていた。今回の「TrecView」では搭載した3軸加速度センサーを独自のノウハウで調整し、アナログ計測器と同様の計測特性を実現した。

 さらに「TrecView」はブルートゥースで通信し、スマホに導入した専用アプリを通じて操作できる。記録したデータをスマホに取り出して、改変が難しいPDF形式のファイルで報告書を作れるのも大きな特徴だ。振動データの報告書をスマホからメールで配達先などに送れば、従来は記録紙を切り貼りするなどで作っていた報告書作成の手間も省ける。管理に関わる業務効率が大幅に改善する公算だ。

 大きさは縦71ミリメートル、横66ミリメートル、高さ29ミリメートルと手のひらサイズ。重さは65グラムだ。両手で抱えて運ぶアナログ式に比べ、大幅な小型化も実現した。単4電池2本で駆動。輸送中の温度と湿度も記録できる。小型化などで用途が広がったことから、従来の重電機器や精密機器以外の市場も開拓したい考えだ。オープン価格だが、アナログ式に比べて大幅に割安な水準で販売できる見込みとしている。

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