神戸〜淡路島のバス路線、乗車券など共通化へ 23年春を目標に準備

【神戸経済ニュース】JR西日本(9021)傘下の西日本ジェイアールバス、神姫バス(9083)、淡路交通(洲本市)、本四海峡バス(神戸市中央区)の4社は、神戸・三宮と淡路島を結ぶ高速バス路線について、乗車券や定期券などを共通化することで合意したと発表した。23年春の実現をめざして準備を進める。淡路島で公共交通を今後も維持することなどを見越し、顧客の利便性を高める。具体的に共通化する乗車券や範囲などについては今後詰める。

 神戸と淡路島を結ぶ高速バスは1998年に明石海峡大橋が開通して以来、淡路交通と神姫バスのグループ、本四海峡バスと西日本JRバスのグループの2グループに分かれて運行してきた。このため、淡路交・神姫のグループの定期券では、本四海峡バスやJRバスに乗れない、といった状況が続いてきた。こうした状況に対し、乗車券を4社で共通化することを求める地元からの要望書も受け取っていたという。

 すでに同一区間の料金は各社に違いがない。現在1890円である神戸三宮〜洲本バスセンターの大人片道は、9月1日から2020円に引き上げることも4社がそろって発表した。新型コロナの影響を大きく受けた路線であるうえ、燃料費の高騰も逆風。さらに長期的には少子化やテレワークの浸透も経営環境の悪化につながるとみられる。4社の連携で、輸送能力の削減など路線運行の効率化にもつながる可能性がある。

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