ワールドマスターズ関西、27年5月開催で主催団体と合意 組織委提案の1年後

【神戸経済ニュース】近畿地方の自治体や経済団体などで構成するワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会は11日、延期していた大会の新日程について2027年5月にすることで、主催する国際団体の国際マスターズゲームズ協会(IMGA、スイス・ローザンヌ)と合意したと発表した。大会名は「ワールドマスターズゲームズ2027関西」に改める。

 当初は東京五輪の翌年として2021年秋に生涯スポーツの祭典である「ワールドマスターズゲームズ2021関西」を開催する計画だった。ただ新型コロナウイルスの影響を受けて22年5月に延期。新型コロナの感染拡大が長引いたことから、さらに延期する方向で話が進んでいた。

 組織委は25年に台湾の台北市などで開催する次回大会後で、できるだけ早期が適切として、26年5月に開催する方向でIMGAと交渉した。だが主催団体で最終的な日程の決定権を持つIMGAは、「アジアパシフィックマスターズゲームズ」の開催年と重なるとして組織委の提案を強力に反対。このためIMGAが主張する27年5月を、組織委が受け入れたという。

 詳しい日程としては、27年5月14〜30日の17日間を大会期間として組織委がIMGAに提案する方針。IMGAが理事会で承認すれば、正式に決まる。公式競技は35競技・59種目とするほか、開催地を競技ごとに近畿地方を中心とした13府県・政令市、目標参加人数は5万人(国内3万人、海外2万人)とするなど、大会の規模などについては21年に予定していた大会と変えない。

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