ドーンの今期、税引き益6%増に 4期連続最高益の3億円・1円増配

20220707ドーン

【神戸経済ニュース】緊急通報システムなどを開発・運営するドーン(2303)が7日、2023年5月期の単独税引き利益が前期比6%増の3億100万円になりそうだと発表した。4期連続で過去最高を更新する。緊急通報システム「NET119」や、映像通報システム「Live119」など防災や救急にかかわるクラウドサービスの増加が寄与する。サービス導入に伴う受託開発や、利用料収入が引き続き収益の柱になる。

 売上高は8%増の13億円、営業利益は9%増の4億3500万円を見込む。売上高は6期連続で過去最高の見通し。緊急通報や映像通報のシステムについてサポートを終了した両備システムズ(岡山市南区)から、まとまった数の顧客を引き継いだのも寄与する。一方で、不足している開発人員の採用活動費を積み増すほか、人員増で人件費が増えることなどで販管費は増える見通しだ。

 年間配当金は15円(中間なし)と、前期比で1円増配を予定する。同社は特に配当性向の目安などを示していないが、「利益が増えるのに合わせて、還元も増やしていく方針」(近藤浩代常務)という。

 同時に発表した2022年5月期の単独決算は、税引き利益が前期比19%増の2億8300万円だった。クラウドサービスの増加が寄与した。利用料収入やサービス導入に伴う受託開発が増えた。売上高は9%増の12億円、営業利益は18%増の4億円だった。

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