神戸新交通、六甲ライナー車両故障で大幅減便 代替バス運行開始

20220705アイランドセンター改札

【神戸経済ニュース】神戸市東灘区のJR住吉・阪神魚崎と六甲アイランドを結ぶ神戸新交通(神戸市中央区)の六甲アイランド線「六甲ライナー」では4日夜に車両故障が発生し、住吉駅〜アイランドセンター間で5日始発から大幅に減便して運行している。同日昼ごろ、住吉駅〜アイランドセンター間で代替バスの運行も始めた。神戸新交通によると現在、車両故障の原因などは調査中としている。(1枚目の写真は5日午後の「アイランドセンター駅」、2枚目の写真は運転を開始した代替バス=いずれも読者提供)

20220705バス

 車両事故は4日午後11時ごろに発生。マリンパーク駅発・住吉行き電車が、マリンパーク駅出発後に自動運転に関する通信の不良が発生した。このため次のアイランドセンター駅で通常は無人運転の電車に運転担当者が乗り込み、手動運転に切り替えた。だが六甲大橋上で運転担当者が異音に気づいて走行を停止。前から2両目の車両が傾いているうえ、自動運転に必要な金属の棒「案内横梁装置」が損傷しているのを確認した。このため神戸新交通は同列車の運転を取りやめ、乗客を最寄り駅のアイランド北口まで徒歩で避難させていた。

 同列車が線路上に停まっていることなどから、5日の六甲ライナーは単線で折り返し運転を実施している。このため列車の本数を増やせないのが現状という。おおむね30分に1本の電車が動いている。現時点で復旧のめどは立っていない。


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