5月の兵庫県有効求人倍率、上昇0.99 情勢判断「持ち直しも厳しい」維持

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【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局が1日に発表した5月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント上昇の0.99倍だった。兵庫労働局は足元の雇用情勢についての見方を据え置き、「求人に持ち直しの動きがみられるものの、求職が求人を上回っており、厳しい状況にある」との判断を2カ月連続で示した。「新型コロナウイルス感染症等が雇用に与える影響に引き続き注意する必要がある」と指摘は維持した。

 有効求人数は前月比2.2%増の8万6469件と2か月連続で増加した。有効求職者数は0.4%増の8万7755件と4カ月ぶりに増加した。ただ雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.80倍。前月比0.03ポイント低下と、2カ月ぶりに前の月に比べ悪化した。

 原数値でみると新規求人数は前年同月比13.6%増の2万6839人と、8カ月連続で増加。高い伸び率を記録した業種別では、「医療・福祉」が16.9%増、サービス業(ほかに分類されないもの)が20.5%増、「卸売業・小売業」が21.2%増など。

 厚生労働省が発表した同月、全国の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の1.24倍だった。5カ月連続の上昇だった。

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