4月の兵庫鉱工業生産、3か月ぶり増加 基調判断「一進一退」は据え置き

20220624鉱工業生産

【神戸経済ニュース】兵庫県が24日に発表した4月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比12.0%上昇の99.4だった。3カ月ぶりに生産の増加を示した。指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は据え置き、「一進一退」との見方を6カ月連続で示した。

 主要9業種の生産指数は、すべて上昇した。指数に占めるウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」は一般用タービン発電機やリチウムイオン蓄電池の増加で大幅に上昇。航空機用発動機部品や旅客車、二輪自動車の増加で「輸送機械工業」も大きく押し上げられた。このほか「鉄鋼・非鉄金属穀業」、「生産用機械工業」の増加も目立った。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比1.5%低下の95.1と、3カ月ぶりに生産の減少を示した。

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