5月の神戸市部マンション発売戸数253戸 前年同月15戸・契約率63.2%

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【神戸経済ニュース】不動産経済研究所(東京都新宿区)が20日に発表した5月の近畿圏新築分譲マンション市場動向によると、神戸市部のマンション発売戸数は前年同月比16.9倍の253戸だった。前年同月は15戸。発売月内に契約にたどりついた戸数の割合を示す契約率は63.2%になった。マンション販売が好調であることの目安になる70%を3カ月連続で下回った。

 神戸市部の平均価格は2284万円、1平方メートル当たりの分譲単価は82.7万円だった。平均価格は前年同期比49.6%下落し、分譲単価の55.7%上昇した。

 近畿圏全体のマンション発売戸数は前年同月比4.4%増の1379戸と、2カ月連続で前年同月を上回った。近畿圏の即日完売物件は1物件で、奈良市の「エスリード西大寺ザ・レジデンス1期」の9戸だった。近畿圏の契約率は72.0%で、好不調の目安である70.0%を2カ月連続で上回った。

 1戸当たり価格は4853万円で、5月としては1992年(5358万円)以来の高値。1平方メートル当たりの分譲単価は80.1万円と、5月としては1973年の調査開始以来の最高値になった。大阪市部のタワーマンションと、京都中心部の物件が価格、分譲単価ともけん引したという。

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