井戸兵庫知事、関西3空港「早く懇談会を開きましょうと申し入れしている」

 兵庫県の井戸敏三知事は25日の定例記者会見で、神戸空港の運営権売却についての記者の質問に関連し「早く(関西3空港)懇談会を開きましょうと申し入れしている」と述べた。航空需要が伸びる中で、神戸空港の運営権売却を機に、関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の新たな役割分担を改めて議論する必要があると改めて強調した。

 神戸空港は神戸市が、関西国際空港と伊丹空港を運営している関西エアポート(大阪府泉佐野市)の子会社に運営権を売却する計画を26日に結ぶ予定。一方で、神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長)が8日に講演で「神戸空港を国際空港にしてほしい」と述べると一部で波紋が広がるなど、神戸空港の利用拡大には理解が進まない面もある。

 井戸氏は「関西3空港全部が国際空港化して、これからもっともっと増える外国路線の受け入れしっかりしながら、内外乗り継ぎの便利な運用をしていくということが、理想の姿でしょうから」としたうえで、「理想の姿」にたどり着くまでの経路について関係者の間で認識が異なっていると分析。「そういう意味で早く懇談会を開いて、地元、航空会社、自治体、運営会社など、それぞれの立場から意見を出し合って、当面(の対応)、中長期的対応、といったことを話し合っておく必要がある」と関西3空港懇談会の重要性を改めて指摘した。

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