区役所で不適切な事務処理 市長後援会の行事案内を郵送・神戸市西区

【神戸経済ニュース】神戸市は16日、同市西区役所の職員に不適切な事務処理があったと発表した。2022年3月ごろに、現職市長である久元喜造氏の後援会「久元きぞう後援会連絡会」が開催した後援会の案内9通を郵送した。政治的な中立性を損なう行為だったとして、神戸市の志水達也・西区長が記者会見して陳謝した。職員の年齢や性別など、詳しい事実関係は懲戒処分にあわせて改めて発表するという。

 10人で構成する西区自治協議会の役員1人から依頼を受け、西区役所の職員が残りの会員9人に講演会の案内を郵送した。この職員と西区自治協議会は普段から街づくりの協議などでやりとりがあり、会議で使う書類などを送るよう依頼されることもあったという。

 昨年10月31日に投開票した神戸市長選で落選した候補者らが、当選者の当選無効を求めて兵庫県選管を相手取って訴訟を提起。この訴訟の中で、西区職員による選挙運動への関与があると原告が指摘したのをきっかけに、神戸市が調査して明らかになった。


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