井戸兵庫知事「大阪都構想がダメというわけでない」 現職堺市長が3選

 兵庫県の井戸敏三知事は25日の定例記者会見で、24日に投開票した堺市長選で現職の竹山修身氏が3選したことについて記者の質問に答え、「大阪都構想がダメという烙印(らくいん)を押されたわけでないと考えている」との見解を示した。「堺まで巻き込まない大阪都構想を進めれば、理解が得られるというシグナルかもしれない」と指摘した。

 堺市長選の結果については「堺市は大阪都に入らないで、自主的に政令市としてやっていくんだという市民の声が強かったということだと思う」との見方を示した。「東京都が作られた時も(府庁の所在地だった)東京市と東京府との制度として作られた」と述べ、大阪府と大阪市の二重行政を解消する方策としての大阪都構想は依然として否定されたわけでないと強調した。

 このほか28日にも衆院解散が予想されると伝わっていることについて井戸氏は、「解散の適不適については私のコメントする立場にない」と話した。一方、東京都の小池百合子知事が25日に記者会見して新党「希望の党」を立ち上げると発表したことについて「東京都以外にどのような政策があるのか聞こえてこないので、国政の政党として打って出るからには、そこのところがポイントになるのでは」との見方を示した。

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