山谷関西エアポート社長「今期も赤字残ると思う」 神戸空港「検討進めている」

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【神戸経済ニュース】関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の関西3空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長(写真)は13日の記者会見で「きちんとした予想に基づいた答えではない」としながらも「今期に関しても赤字は残ると思う」と述べ、3期連続の最終赤字を計上する感触であることを示した。「先を見通すのは非常に厳しいが、4月、5月、6月という現状がこのような状態でしかない、ということになると本格的な回復は年度後半だろう」と述べ、今期も経営環境が厳しいとの見通しを述べた。

 ただ、2020年度のような「非常に大きな損失を出した時期と比べると、(国際線の)回復が始まれば損失の幅は小さくなるだろう」と述べ、稼ぎ頭である国際旅客便の再開に改めて期待感を示した。国際線が19年度の50%程度までに回復すれば「黒字が見えてくる」という。一方で増資による資金調達は必要か、との質問には「資本が不足するということは、この状態ではない」と説明した。前期末時点では現預金の保有額が745億円と、前期に計上した営業赤字額の332億円を大幅に上回る水準で、当面の資金繰りにも問題がないことを改めて強調した。

 1月に開いた関西3空港懇談会では、神戸空港について国際化を含む「あり方」を設置者の神戸市と運営会社の関西エアポートで検討を深め、次回懇談会で報告することで合意していた。このことについて聞くと、山谷氏は「国内線は伊丹空港の補完、国際線は関西空港の補完という役割をになうことになっており、この役割の中でより具体化した検討を進めている」と明らかにした。検討結果がまとまる時期については、「今年度も関西3空港懇談会があるという前提で準備を進めている」と述べるにとどめた。

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