円安加速、東京市場で1ドル=135円台 24年ぶり円安水準
- 2022/06/13
- 20:10
【神戸経済ニュース】13日の東京外国為替市場では円相場が続落した。終値に相当する午後5時現在(日銀公表値)は1ドル=134円59〜60銭と、10日に比べ1円ちょうどの円安・ドル高だった。一時は135円20銭と、1998年10月以来24年ぶりの安値水準まで円が下落した。物価上昇が継続する米国で利上げが加速するとの観測が根強い。一方で日銀は、緩和的な現在の金融政策を維持するとの見方も市場で定着しており、円売り・ドル買いが継続している。
ただ足元で円安が急速に進んでいることから、介入警戒感も出ているという。午後2時台に日銀の黒田東彦総裁が参院決算委員会で、最近の急速な円安進行は「先行きの不確実性を高め、企業による事業計画の策定を困難にするなど経済にマイナスで望ましくない」と述べたのが伝わると円売りが一服。欧州の取引時間帯(日本時間夕方)にかけて134円台前半まで下げ渋った。
円は対ユーロでは反発。午後5時現在(日銀公表値)は1ユーロ=140円87〜91銭と、10日午後5時に比べて1円08銭の円高・ユーロ安だった。
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