5月の兵庫県倒産件数、3件減の20件 負債総額44億円・帝国データ

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【神戸経済ニュース】帝国データバンク神戸支店(神戸市中央区)がまとめた兵庫県の5月の倒産件数(負債額1000万円以上の法的整理)は20件と、前年同月に比べて3件減少した。負債総額は44億6300万円で、同14億9900万円(51%)増えた。倒産件数は2021年10月以降8カ月連続で30件を割り込んでおり、落ち着いた状況が続いた。ただ、ロシアのウクライナ侵攻や中国のロックダウンの影響などで、円安や原材料・エネルギー高をきっかけとした倒産が出始めているという。

 負債額別では、2カ月連続で10億円以上50億円未満の案件が発生したが、50億円以上は16カ月連続で発生しなかった。5000万円未満の小口倒産が6割を占めた。倒産の態様別では清算型の破産が15件、特別清算が2件、再建型の民事再生法が3件だった。民事再生法は個人事業主による小規模個人再生だけだった。法人の民事再生は26カ月連続で発生がなく、会社更生法も発生なし。

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