兵庫県、中小企業のSDGs活動を後押し 「宣言」企業の登録制度を開始

20220609斎藤知事

【神戸経済ニュース】兵庫県と外郭団体のひょうご産業活性化センターは8日、SDGs(国連の持続的な開発目標)に向けた取り組みを積極的に進める抽象企業を登録する制度を始めると発表した。2024年度までに500社の登録をめざす。登録企業には兵庫県信用保証協会を利用する際に、保証料率を平均20%割り引きする特典などを設定した。斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)が同日の定例記者会見で明らかにした。

 申請日時点で、すでにSDGsのゴール17種類のうち、めざすゴール(目標)を設定し、そのための具体的な取り組みをホームページなどで公表(宣言)している会社が登録の対象だ。兵庫県内に事業所があり、原則として兵庫県信用保証協会の保証対象業種に属する中小企業や産地組合、中小企業で構成する業界団体が登録できる。特典の有効期間は25年3月末までとする。

 登録した会社には登録証を交付し、姫路工業高校デザイン科が作成する専用ロゴマークを使用できる。ひょうご産業活性化センターのホームページで登録企業として紹介。加えて、ひょうご産業活性化センターが実施する専門家の派遣は通常5回まで半額で利用できるが、これを8回まで半額で利用できるようにする。さらに登録会社を対象に、保証料率が平均2割引きになる兵庫県信用保証協会の「SDGs支援保証『ステップ』」も利用できる。

 第1回の募集期間は6月15〜7月7日だ。年度内に3回、来年度にも3回の募集を予定しており、25年度までに500社の登録を目標にする。斎藤知事は「県内のSDGsの取り組みを支援していきたい」と強調。「ぜひ県内の中小企業のみなさまには、積極的な登録をお願いしたい」と話した。登録は電子申請用の特設ホームページを通じて受け付ける。スマートフォンからも申請できるが、郵送やメールでは受け付けない。

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